本命星:生まれた年でわかるあなたのエネルギーの質
この地にあるものは、9つのエネルギーの質に分類され、人も例外ではありません。
生まれた時に巡っていたエネルギーの影響を受けて、成長し人生を歩んでいきます。九星氣学では、この生まれた時のエネルギー=「本命星」を中心にして、あなたの基本の性格、運勢をみていきます。
ではまず、あなたの本命星を調べてみましょう。
本命星の割り出し方
【1】生まれ年(西暦)の数を全て足します。
例:1982年生まれ 1+9+8+2=20
【2】【1】で出した数を1桁になるまで足します。
例:【1】で出した数=20 → 2+0=2
【3】【2】で出した数を11から引きます。その答えの数を下から見つけてください。
その数の横に書かれている星があなたの本命星です。
例:11ー2=8 → 八白土星が本命星
※但し、1月1日から立春前日までに生まれた方は、前の年の本命星となります。
- 答えの数字が1 → 一白水星
- 答えの数字が2 → 二黒土星
- 答えの数字が3 → 三碧木星
- 答えの数字が4 → 四緑木星
- 答えの数字が5 → 五黄土星
- 答えの数字が6 → 六白金星
- 答えの数字が7 → 七赤金星
- 答えの数字が8 → 八白土星
- 答えの数字が9 → 九紫火星
それぞれの本命星の性格
一白水星
イメージは冬の真っ暗な寒い中を流れていく水。寒い暗い状況の中でも進んでいく忍耐強い努力家です。自分が目立つより周りの人をサポートすることで活躍する人が多いでしょう。
また、水のように柔軟な態度で人に合わせるのが上手。コミュニケーション能力の高い気配りの人です。
ただ、水のように流されやすい一面もありますので、人に合わせるのもほどほどに、自分の意志は見失わないようにしましょう。
「本命星の割り出し方」でラインアップされた九星を見てみると、「水星」と付くのは一白水星だけです。ここから、一白水星は孤独星と呼ばれます。孤独星の人は、本質的に一人でいるのが好き。人と合わせるのが上手で気配りもできる一白水星さんには頼ってくる人も多いでしょうが、人に合わせすぎて疲れてしまった時は、一人で過ごす時間を意識して作ってみてください。
若い頃は苦労することが多いといわれていますが、その苦労を持ち前の忍耐強さと努力で乗り越えていく人です。そのことでさらに忍耐強くなり度量も大きくなっていき、晩年に近づくほど運勢が強くなっていきます。ですので、夢や目標を長期のスパンで捉えて地道に努力していくことが一白水星さんにとってのサクセスへの道かもしれません。
二黒土星
イメージは畑の土。どんな種も受け入れ育んでいく土のように、人やものを育てて生かしていく母のような人です。母と言いましたが、男性であってもこの星の人は、何かを育てていくことに力を発揮します。
また、畑の土は養分や水分を蓄えることができます。それと同じく二黒土星の人は知識や財産、技術、人脈などを育て蓄えていきます。ただ、使わないものや必要ないものも貯めてしまいがち。必要なものを蓄えるスペース(余力)を作るためにも、不必要なものを整理して手放すことを意識しましょう。
落ち着いた雰囲気から、周りからしっかり者として見られることが多く、実際、忍耐強い頑張り屋さんです。ただ、無理して頑張ってしまったり頑固な部分もあるので、一人で抱え込んでしまうことも。時には素直に周りに甘えることも必要ですよ。
真面目でコツコツと努力ができる働き者なので、晩年になればなるほど運勢が強くなります。母のようなおおらかさと愛情深さで周りの人から慕われる人。そんな風になれれば、幸せがたくさんもたらされるでしょう。
三碧木星
イメージは轟く雷鳴。賑やかなことや人の感情を動かすこと・・人を感動させたり驚かしたり・・が大好き。ストレートな表現で周りの人を楽しませます。
雷のように勢いがあって、失敗してもクヨクヨせず立ち直りが早いのも三碧木星の特徴です。周りから反省しているのかしらと思われることも。また、勢いが良すぎて大切なことを忘れてしまうこともあるので、ご注意を。
好奇心が旺盛で、常に新しいことに興味を持って行動しますので、情報をつかむのが上手く、また物にも人にも執着心がありません。
三碧木星は「若年星」と呼ばれます。周りに認めてもらえやすく、若い頃の運勢が高いのです。それを晩年までキープできるかは、若い頃に苦労することを惜しまず、謙虚さと相手を尊重できる度量を育てていけるかが鍵。
それができれば、人との良好な関係を広げつつ、好奇心旺盛な若々しさで、三碧木星さんの大好きな「楽しい」を作っていくことができるでしょう。
四緑木星
イメージは新緑の頃の爽やかな風。人当たりが良く、話し方や雰囲気がやわらかいので第一印象が抜群に良いです。また、真面目で素直。出しゃばらないので、年長者から可愛がられるでしょう。
人間関係や生活環境、健康など全てにおいてバランスを取る能力が高い人です。人と人との縁を繋ぐことも得意でしょう。なんだか調子が出ないなと感じた時は、自分の生活する場・・家や職場・・の整理整頓をすることがオススメです。
穏やかな性格だけあって、争いごとは嫌いです。それに四緑木星は人に嫌われたくない人。争いごとを避けたり、嫌われないように、つい人に合わせてしまいがちですが、合わせすぎて自分の信念や意志をなくさないようご注意を。
愛されキャラなので、人から助けてもらったり、与えられたりすることが多いでしょう。もともと四緑木星は恵まれた環境を持った人が多い星です。そのことで得られた幸せを他の人と分かち合うことで、運勢がますます強くなっていきます。縁を繋いだ人みんなと共に発展していけるよう、幸せのエネルギーを伝播していけるといいですね。
五黄土星
イメージは「帝王」。九星氣学では宇宙の成り立ちを表す「遁甲盤」というものがあります。この「遁甲盤」には人間がこの世に現れる前のもの=「先天定位盤」と人間がこの世に現れた後のもの=「後天定位盤」があります。西暦でいう紀元前と紀元後みたいですね。
五黄土星は後天定位盤で中央に位置するため、手を伸ばせば周りの星=地上にある全てのものに手が届くことから、「帝王の星」と呼ばれています。
そのため、エネルギーが他の星より強く、周りへの影響力が強い。また、こうする!と決めたことを実現する力、良いことも悪いことも「自分が思ったこと」を引き寄せる力が強い人です。なので、そのパワーの強さをぜひ自分を含めたみんなのために使っていただきたい!そのことであなたの運勢も大きく開けていきます。
マイペースで我が道をいく人で他人にどう思われても気にしません、また無愛想なところもあるので、誤解されやすく損をしてしまうことも。もともと、五黄土星は九星の中で一番愛情深い星です。面倒見が良くて、頼ってきた人には自分の時間や努力を費やしてでも尽くすという面があります。ただ、その優しさや人の良さが上手く伝わず誤解されてしまうのはもったいない。自分の思いを言葉で伝えることと明るい笑顔を心がけることを大切にしてくださいね。
六白金星
イメージは太陽が沈んだ暗闇に光る真白な星。明るく光る星が夜の海に出ている人を目指す目的地へ導くように、リーダーシップがある人です。
正義感が強く、どのような立場の人にも公平に接するので、周りからの信頼も厚いでしょう。また、責任感も強く、パーフェクトを求める完璧主義者です。
存在感があり強そうな印象ですが、繊細な一面も持ちあわせています。人前では見せないけれど、家に帰ると落ち込んでいるなんてことも。
また、完璧主義で自分に厳しいところがあるので、一人で抱え込まず、あまり自分を追い込みすぎないようにしてくださいね。
自分の目標に向けて努力を惜しまない人なので、周りの期待以上の成果を生む実力があります。
けれど一人でできることは限られています。人を指導できる力を持っていますので、部下や後輩などを教え導くことができれば、あなたの器もさらに大きくなり開運につながるでしょう。
七赤金星
イメージは西の空に沈むオレンジ色の夕日。夕暮れ時、人は家へ帰り家族と食卓を囲み楽しく語らい合います。
七赤金星の人は、その夕暮れ時の雰囲気のように、人を楽しませることが好きで、そして楽しみことが好き。
自分が楽しみながら人を楽しませることもできるので、周りに人が集まってきます。
夕暮れ時は、日が沈みどんどん暗くなっていく時間帯でもあります。同じく、この星の人は落ち込むようなことがあると、とことん落ち込んでしまうという面があります。
気持ちの切り替えが上手くできるようになれるといいですね。
コミュニケーション能力の高さと、交友関係の広さがあなたの強みです。その強みを人のために活かしていくことで、ますます人との縁が広がっていきます。そこで、信頼できる仲間を作っていくことが開運につながるでしょう。
八白土星
イメージは高くそびえる山。存在感があり目立ちます。また、真面目で努力家、山の頂上を目指して一歩一歩歩いていくように、目標を掲げて地道に努力を重ねていきます。着実に結果を残すので、周りからの信頼も厚いはず。年を重ねるごとに大きな成果を出せる人です。
その一方で、理想が高く人に弱みを見せられない面も。頑なに一人でやろうとせず、時には相手を信じて任せてみてください。
誰に対しても優しく面倒見が良い人です。また、人を更生させる力があり、良いところを伸ばして才能を伸ばすのが上手でしょう。
もともと「継ぐ(つなぐ)」お役目がある星ですので、家族や親族、嫁ぎ先を大切にして、ご先祖様から子供へ命を継ぐ役割をより良く果たせること、社会では、人の才能を伸ばす特質を活かして人を育て更生させることができれば、あなたの人生も豊かに好転していくでしょう。
九紫火星
イメージは輝く真昼の太陽。人の目を惹く美しさや才能が満ち溢れています。また、太陽のような厚い情熱の持ち主。興味のあることは納得するまで掘り下げるため、知識も豊富です。なので、研究職・専門職や、クリエイティブな分野で活躍する人が多いでしょう。
その一方で、熱しやすく冷めやすかったり、思い込みの激しい面があります。周りの人の助言を取り入れる余裕を持ちたいところです。
また、プライドが高く、人に弱みを見せられないという面も。能力があるので、自分だけで考え解決してしまうことも多いでしょう。
けれど、高すぎるプライドは考えもの。謙虚さを身につけるため、尊敬できるメンターを見つけて指導を受けるのが良いでしょう。
優れた才能、能力に見合った器の広さが備わった時、輝く太陽のようにみんなから尊敬される存在となれるでしょう。そしてそれを目指して進む生き方が九紫火星に幸運をもたらすでしょう。