新事業 新製品企画開発

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新事業企画開発

上りのエスカレーターと下りのエスカレーター

新事業や新製品開発を始めるときに、まず重要なことは成長分野・業界か否か? を検討します。

成長分野・業界が昇りエスカレーター

成長が鈍化・下降の業界が下りのエスカレーター

全く同じ能力の会社・人材が新しいことを取り組むときに、昇りエスカレーター業界は成果が順調で上振れする可能性が高いです。

逆に全く同じ能力の会社・人材が新しいことを取り組むときに、下りエスカレーター業界・分野は成果を出すのに非常に苦労する可能性が高いです。

プロジェクトの人材確保も同じで、タイランドにいた時のエピソードですが、精密機器業界の大手の方と食事をしてたときに、「ワーカーの確保に苦戦している。自動車業界は精密機器業界より高待遇でワーカーを募集している」というお話がありました。

戦場を選ぶことは極めて重要です。

弊社も機能性雑貨を開発製造していますが、日用品雑貨として訴求するよりもアウトドア(趣味分野)へ訴求する製品を優先して開発しています。

昇りエスカレーター確認方法

クラウドファンディング キュレーターとのコミュニケーション

クラウドファンディングのキュレーターは、リアルタイムにプロジェクトのトレンドを総合的に把握しています。コミュニケーションをとりながら、最新のトレンド 昇りのエスカレーター を見つけて乗るような戦略を策定します。

Googleプランナー活用

開発予定の製品やサービスのキーワードがどの程度検索されているか?上昇トレンドか下降トレインドかを確認し最適なキーワードを選定します。

他社クラウドファンディングプロジェクトの徹底解析

他社プロジェクトで成功している事例を徹底解析

プロジェクト内の文章を解析

応援コメント文章の解析

リターンの解析

を行いプロジェクト開発の参考にします。

クラウドファンディングのキュレーターは、プロジェクトのトレンドを総合的に把握しています。

コミュニケーションをとりながら、最新のトレンド 昇りのエスカレーター を見つけて乗るような戦略を策定します。

解決すべき課題か魅力的な価格か?

業界やトレンドを把握した後に、どのような訴求を行うか?を検討します。

開発製品が いかに顧客の心を動かせるか? が極めて重要です。

心を動かす優先順位として

❶解決すべき課題

すでに顧客(法人・消費者共)に課題や緊急性のある解決しなければならない課題がある場合に、そのソリューションを提示することが一番重要です。

顧客は早急に解決しなければならず、発注時期が喫緊で価格交渉になることが少なく受注確度が高いのが特徴です。

❷趣味

消費者が好きなものやことを より快適にする、その消費(所有)が嬉しくて心が暖かくなる貢献できて心が暖かくなる このような製品やサービスを提供することは ブランド作りに非常に役に立ちます。

❸魅力的な価格

顧客は(法人・消費者共)常にコストダウンを意識しています。良いものを安く提供することは理想的ですが、最終勝者は、資本があり大量に海外で生産する企業になる可能性が高く、低価格戦略は避けたいところです。

市場調査は鮮度が大切

市場調査方法は様々ですが、できるだけネットを活用したリアルタイムな市場情報が重要と考えます。そのため、クラウドファンディングやSNS広告により調査は極めて有効です。

例)機能性樹脂でHDD業界に参入 B to B

戦略❶を活用

HDDメーカーは新製品の開発や既存製品の改善を行う際に、その製品の性能に必要な物理的特性や低アウトガス性能の樹脂を求めています。

研究所レベルにコンタクトしトレンドの把握 ソリューション提案を行い、スペックインする活動を行います。

スペックインできれば、競合の入る余地は少なく、有利な条件での取引が可能となります。

例)珪藻土を活用した機能性雑貨事業開発 DtoC クラウドファンディングを活用した事業開発

使って快適・喜びを想像いただくことを目標に開発テーマ設定を行います。

まず、今までの顧客コメントを解析しどのような課題があるかを把握し、自社のシーズとのマッチングを検討します。

その上で、戦略❶か 戦略❷もしくは両方かを選定します。

上記での選定を行い 仮説

顧客属性 製品・サービスの利用シーン ベネフィット

を設定します。

企画段階でSNS広告を活用した市場性を調査

上記内容をもとに SNS広告のキービジュアル(KV)キャッチコピーを複数制作し ランディングページ(LP)を制作、LINE友達登録を準備します。

例として、弊社の優れた断熱性能を応用した無電源でずっとあったいぽかぽかパッド をご紹介します。

製品化から改善を重ね2022年に4作目の製品です。

多段階の調査で新製品像を明確に

仮説に基づき、キービジュアル(KV)キャッチコピーを複数制作し、SNS広告をかけます。

第一弾目広告結果

キャンプ(アウトドア)についてのKVが最も広告効率が高いことがわかりました。

次に冬キャンプのシーンでのキャッチコピーを複数用意しSNS広告をかけます。

第二弾目広告結果

結果 氷上でも32℃が最も広告効率が高く、 冬キャンプのビジュアルで 氷上でも32℃のキャッチコピーに決定しました

本製品は3作目ですが、4作目も上記コンセプトを踏襲しました。

まずは、アイデアを開発着手する前にSNS広告を活用し、市場性の把握を行うことで、効果的な開発投資を行うことができます。

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